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絶食すると、化学物質過敏症の症状が消失する?体調不良の原因である食べ物を特定する

体調不良の原因である食べ物を特定する

絶食すると、化学物質過敏症の症状が消失する

「絶食すると化学物質過敏症の症状が消失する」
 
あなたはこの言葉を信じることができるでしょうか?
 
一般的には、化学物質過敏症は確実な治療法がないと言われています。
 
それが絶食するだけで症状が消えてしまうなんて、誰もが「そんなはずはない!」と耳を疑うでしょう。
 
しかしこれは、化学物質過敏症を食事療法で治した専門医が、診療の場で行った様々な実践によって裏付けられた、紛れもない事実なのです。

 
安定

絶食で食べ物に過敏になった体をリセットする

リセット

同じ食べ物ばかりを食べるという現代人の不自然な食生活が、食物アレルギーを発症し、化学物質過敏症の悪化の原因になるということは、あなたは食物依存症かもしれないで説明しました。
 
食べ物で過敏になった体をリセットすることで症状を消去する方法、それが絶食です。

絶食の後、体調不良の原因である食べ物を特定できる

特定

絶食すると、化学物質過敏症の症状が消失しますが、絶食の後、原因である食べ物を食べると化学物質過敏症の症状が現れます。
 
つまり、絶食の後に普段食べている食べ物をひとつずつテストすることによって、体調不良の原因である食べ物を特定できるのです。

絶食を個人で行うのは危険が伴う

化学物質過敏症の人のイラスト

絶食は離脱症状を引き起こすため、化学物質過敏症の症状が一時的に悪化します。
 
そのため、個人で絶食を行うのは極めて危険です。
 
食事療法で化学物質過敏症の治療を行っているアメリカの医療機関では、専門医の監視の下、絶食が行われています。
 
日本では今のところ絶食を利用して化学物質過敏症の治療を行っている医療機関は存在しません。
 
このサイトでは、あくまでも食事療法を実践するにあたっての予備知識として絶食を紹介しています。

隠れ型アレルギーをはっきり型アレルギーに変換する

現代人は、同じ食べ物ばかりを食べることで食物依存症に陥り、隠れ型アレルギーになってしまっているので、そう簡単に体調不良の原因である食べ物を見つけることはできません。
 
そこで、隠れ型アレルギーをはっきり型アレルギーに変換して、あなたが何の食べ物がアレルギーになっているのかを見つける方法があります。

食べ物が消化管を通過するのには3日〜4日かかる

消化管を通過

食べ物が消化管を通過するのには、一般的には1日〜2日かかると言われています。
 
しかし、これは間違っています。
 
正しくは、食べ物が消化管を通過するのに、3日〜4日(72時間)かかります。

体調不良の原因である食べ物を4日〜5日空けてから食べると、慢性の軽い症状が急性の重い症状になる

変換
 

食べ物が消化管を通過するのに3日〜4日かかるという事実は、1934年、食物アレルギーの先駆者であるアメリカのハーバート・J・リンケルによって発見されました。
 
リンケルは、自身が鼻水やくしゃみなどの慢性的な鼻アレルギーで悩んでおり、専門医では治療不可能だと分かった後、初期の食物アレルギーの研究者と知り合い、自分の鼻アレルギーは、食べ物が原因ではないかと考えました。
 
リンケルは、日常的に卵を大量に食べる習慣があったので、自分は卵アレルギーではないかと見当をつけ、試しに生卵を一度に6個食べてみました。
 
ところが、何も反応が起こらなかったため、その時は「卵アレルギーではない」という結論に至りました。
 
数年後、食べ物をいくつも一緒に食べることに問題があるのではないかと仮説を立て、たまたま他の食べ物と一緒に卵を除いていました。
 
ちょうど除去期間が5日間になったところでパーティーがあり、ケーキをひとかけら食べたところ、2、3分して体の力が抜けて失神してしまいました。
 
しかし、血圧や脈拍は正常で、はっきり型食物アレルギーの症状であるアナフィラキシーショックとは違っていました。
 
その後リンケルが、治療がうまく行っていない診療所の慢性疾患の患者に対して実験をはじめたところ、自分と同じ現象が他の患者にも当てはまるということが分かりました。
 
リンケルは、この出来事がきっかけで、体調不良の原因である食べ物を4日〜5日空けてから食べると、慢性の軽い症状が急性の重い症状になるということを発見しました。
 
つまり、食べ物を4日〜5日空けてから食べると、隠れ型アレルギーがはっきり型アレルギーに変換されるのです。

 
ははっきり型アレルギーに変換
 

このことから、食べ物が消化管を通過するのに、3日〜4日かかるということが分かります。

ある食べ物を3日に1回以上食べれば依存症になる

悪化

食べ物が消化管を通過するのに3日〜4日かかるということは、3日に1回以上同じものを食べる人は、次に食べるまでその食べ物が体からなくなることはないと言えます。
 
同じ食べ物を繰り返し食べると体が過敏になり、依存症になりますが、食物依存症になるのに必要な条件は、同じ食べ物を3日に1回以上食べること、ということになります。
 
同じ食べ物を繰り返し食べ続けると、体調不良の原因である食べ物が体の中から突然なくなった時に、慢性的な不快な症状が現れます。
 
やがて原因である食べ物の依存症になり、定期的に食べていないと症状が現れます。
 
現代人は、1年中どんな食べ物でも自由に手に入るため、3日に1回以上同じ食べ物を食べないということがありえないことになっています。
 
化学物質過敏症のみならず、多くの現代人が慢性的に抱えている不定愁訴は、3日に1回以上同じ食べ物を食べ続けた結果発症した、食物アレルギーの症状なのです。

5日後には慢性的な症状が消失する

消失

原因である食べ物を除去すると、3日〜4日間は食物依存症による離脱症状で苦しめられることになりますが、5日後には消化管から原因である食べ物が完全に消えるため、慢性的な症状が消失します。
 
要するに、ある食べ物を5日間除去するようにすれば、その食べ物が体調不良の原因になっているかどうかが分かるのです。
 
しかし現代人は、かなり多くの種類の食べ物を続けて食べているので、体調不良の原因である食べ物が1つだけということは考えにくいです。
 
化学物質過敏症のような過敏な体質の人は、なおさらです。
 
むしろ、普段食べている食べ物のほとんどが体調不良の原因になっているケースの方が多いのです。
 
体調不良の原因である食べ物を特定するために、普段口にしている全ての食べ物を1つずつ試すという方法もあります。
 
しかし、膨大な時間がかかる上に、他の食べ物が原因で起こる症状が消えないため、その食べ物1つに対してどういった症状が現れるのかが分かりにくいといった問題が発生します。
 
そこで、全ての食べ物を消化管の中から消し去る「絶食」が、体調不良の原因となる食べ物を見つけ出す最も有効な方法なのです。

絶食の2つの目的

食べ物が消化管から通過するのに3日〜4日かかるので、絶食の期間は最低でも5日間必要です。
 
絶食の間は、水だけしか摂ることができません。
水が体調不良の原因になることもあるため、あらかじめ体に合うことを確認したものを用います。
 
絶食には、2つの目的が挙げられます。

  • 食べ物や化学物質を消化管から完全になくす
  • 体調不良の原因となる食べ物を見つける

食べ物や化学物質を消化管から完全になくす

消化管からなくす

絶食は、体の中から残留食物と残留化学物質を最も手っ取り早く追い出す方法です。
 
食べ物が消化管を通過するのに3日〜4日かかるという原理を利用すると、5日間絶食すれば、全ての食べ物を完全に消化管からなくすことができるということになります。
 
大多数の人は5日間の絶食で済みますが、中には化学物質の影響が残っていて完全に症状が消えないこともあるので、その場合は絶食期間を延長します。
 
重症な化学物質過敏症の人の中には、絶食期間が2週間〜1ヶ月かかる場合もあります。

体調不良の原因となる食べ物を見つける

食物アレルギーを併発

5日間以上絶食すると、体調不良の原因である食べ物にあたかもはじめてアレルギーになったように急性過敏症になります。
 
つまり、慢性的な症状が急性的な症状に変化し、食物アレルギーが診断しやすくなるのです。
 
絶食の後は、体調不良の原因となる食べ物を見つけるのにうってつけの状態であると言えるでしょう。

絶食の3つの道のり

絶食は、3つの道のりを辿ります。

 
絶食の道のり

絶食期間中は空腹を感じない

節約スイッチ

絶食をはじめてすぐは一番お腹が空く時期なので、とても5日間も続けることはできないと感じるでしょう。
 
しかし、3日目を過ぎる頃には、空腹を感じなくなっていきます。
 
これは、普段食事をしている時は、その時食べた物から生きていくのに必要なものを頼っていますが、絶食をはじめてしばらくすると、自分の体の中に蓄えている食べ物に頼るようになるためです。
 
絶食をはじめて1日〜2日目までは、体が急速にたんぱく失うため、空腹と衰弱を感じますが、それ以降は緊急用のたんぱく節約スイッチに切り替えられるのです。
 
健康な人の場合、体の蓄えが消費され、飢餓がはじまるまでかなり長い時間がかかるので、5日間くらいの絶食では、栄養面の心配はほとんどありません。
 
そのため、絶食の時は、サプリなどで栄養を補うことはしません。
また、薬や歯磨きも禁止となります。
 
絶食の時に完全に食べるのをやめずに少しずつ食べると、緊急用スイッチが切り替えられず、早めに飢餓がはじまってしまい、かえって危険な状態に陥ります。

絶食をはじめて2日が過ぎる頃に離脱症状が最も強くなる

悪化

絶食をはじめて2日〜3日目は、依存食物症による離脱症状が強く現れます。
 
いつもの慢性的な化学物質過敏症の症状が、最も悪化する時です。
 
これは、2日〜3日の間に体調不良の原因である食べ物が体の中から消えていくためだと考えられています。

5日以上絶食すると症状が消失する

効果

絶食をはじめて4日目を過ぎる頃には、離脱症状が弱くなり、5日目には完全に消えてしまいます。
 
5日以上絶食すると、生まれてから今まで感じたことがないほど体調が良くなり、中にはまるで人が変わったように穏やかになってしまう人もいます。
 
絶食によって、多くの慢性的な体や心の症状の原因が、食べ物であるということを発見することができるでしょう。

体調不良の原因である食べ物を特定する

5日間の絶食を終えて、隠れ型アレルギーがはっきり型アレルギーに変換され、どの食べ物が体調不良の原因になってるかをテストする準備ができました。
 
テストの回数は1日3回行います。
調味料は塩のみで、食べ物は必ず単独で用います。
 
テスト期間中は、栄養のバランスは考える必要はありません。

食べ物の数を段階的に増やしていく

絶食の後、はじめからたくさんの種類の食べ物を食べると、何の食べ物が体調不良の原因になっているかが分からなくなってしまいます。
 
そのため、食べ物の数を段階的に増やしていきます。

  • 食べ物を1つずつテストする
  • 食べ物を2つ以上同時に食べてテストする

段階的

原因である食べ物を特定するには、まず、1回の食事ごとに食べ物を1つずつテストする必要があります。
 
食べ物は、体調不良の原因になっていると考えられるもの、つまり、最も接触頻度の高い物から順に試していきます。
 
その後、食べ物を2つ同時に食べてテストします。
 
食べ物を2つ同時に食べてテストする場合は、あらかじめ単独で症状が起こらないことを確認した食べ物同士を用います。
 
なぜ、食べ物を2つ以上同時にテストする必要があるかというと、単独で食べた時は弱いアレルギー反応しか示さなくても、複数の食べ物を組み合わせると、相乗効果で症状が強まることがあるからです。
 
また、食べ合わせが悪いためにアレルギー反応が起こる場合もあります。
 
急に食べ物の数を増やさずに、1つ、2つ、3つ・・といった具合に、必ず段階的に食べ物の数を増やしていきます。
 
さらに、生で食べる場合と火を通した場合の両方を試します。
順序としては、火を通したものから順にテストします。 
 
本当にその食べ物に反応しているかを知るために、全てのテストを4回〜6回以上繰り返す必要があります。

テスト食には、化学物質の影響の少ないものを用いる

有機無農薬

テスト食には、はじめは有機無農薬など、できるだけ化学物質の影響の少ないものから使用します。
 
最終的には、化学物質の影響の少ないものとそうでないものの両方を試し、症状が食べ物によって起こるのか、農薬などの化学物質によって起こるのかを判断する必要があります。
 
また、食べ物を入れる器は、プラスチック容器ではなく、ステンレス容器かガラス容器などの化学物質の影響の少ないものを使用します。
 
食べ物に含まれる化学物質の影響については、食べ物に含まれる化学物質の影響のページで詳しく紹介していきます。

テスト中の症状を記録する

記録

テスト中は、あらゆる体の反応に注意し、現れた症状や食事の時間、症状が起こるまでの時間を詳細に記録します。
 
多くの食べ物は、食べてすぐに症状が現れますが、食べている途中に症状が現れるものから、中には何10時間も経ってから症状が現れるものまであります。
 
1つの食べ物に対して症状が複数存在する場合もあります。
 
食べ物が完全に消化管を通過する72時間まで症状が現れる可能性があるので、注意深い観察が必要です。

体調不良の原因である食べ物には2種類ある

体調不良の原因である食べ物には、2種類のアレルギーの型があります。

  • 周期型アレルギー 
    一定の期間食べないでいると症状が起こらなくなる、食事療法でコントロール可能
  • 固定型アレルギー 
    いくら除いても再度食べると常に症状が起こる、食事療法でコントロール不可能

絶食の後、食事療法をはじめるにあたって、症状の原因になっている食べ物が、周期型アレルギーか固定型アレルギーなのかを見極める必要があります。
 
固定型アレルギーよりも、周期型アレルギーの方が圧倒的に多いと言われています。

一定の期間食べないでいると症状が起こらなくなる周期型アレルギー

食事療法でコントロールすることが可能

周期型アレルギー

周期型アレルギーは、絶食の後、一定の期間原因である食べ物を食べないでいると、症状が起こらなくなります。
 
症状が起こらなくなった後は、食事療法でコントロールすることが可能になります。
 
周期型アレルギーは、食べ物を食べる頻度や量によって症状が出たり消えたりする上に、ある時は症状が重く、ある時は軽くなったりと、反応の強さも変化します。

周期型アレルギーの5つの道のり

周期型アレルギーは、5つの道のりを辿ります。

  • 続けて食べることで体が過敏になる
  • 体が慣れて症状が起こりにくくなる
  • 隠れ型アレルギーになる
  • 除去した後に急性の症状が起こる
  • 一定の期間除去すると耐性が生じ、食べても症状が起こらなくなる

周期型アレルギーの場合、はじめのうちは特定の食べ物を続けて食べることで体が過敏になり、その状態が数週間から数ヶ月続きます。
 
その後、原因である食べ物に体が慣れて適応することで、症状が起こりにくくなるといった状態が、数ヶ月から数年続きます。
 
さらに、原因である食べ物の摂取頻度が高くなると、隠れ型アレルギーになり、症状が慢性化し、その状態が数ヶ月から数年続きます。
 
原因である食べ物の除去をはじめると、離脱症状の後、数週間〜数ヶ月ほど過敏状態が続き、その後、食べても症状が起こらなくなります。
 
食べても反応が起こらなくなるまでの期間は食べ物によって異なり、反応が強いものだとが耐性できるまでに半年以上かかる場合もあります。
 
過敏状態から抜ける前に原因である食べ物を食べると、もうれつなアレルギー反応が起こるので注意が必要です。

 

周期型アレルギーの5つの道のり

 

過敏状態から抜けた後は、原因である食べ物を食べても症状が起こらなくなりますが、再び頻繁に食べはじめるとまた症状が起こるので、食事療法でコントロールする必要があります。

いくら除いても再度食べると常に症状が起こる固定型アレルギー

固定型アレルギー

非常に少数派ではありますが、いくら時間をかけても再度食べると常に症状が起こる固定型アレルギーも存在しています。
 
固定型アレルギーは、生まれつきのものがほとんどで、一生消えることなく、食事療法でコントロールすることは不可能です。
 
アメリカの食物アレルギーの専門医は、固定型アレルギーに対して、一定の時間ごとに舌の下に食物エキスを注射することにとって症状を消す「中和療法」を用いています。

周期型アレルギーと固定型アレルギーを見分ける方法

固定型アレルギーと周期型アレルギーを見分けるには、絶食後にテストで反応した食べ物を、数週間〜6ヶ月ほどを除去した後、その食べ物を食べても大丈夫かどうかを再度テストする必要があります。
 
時間を置いて何度かテストしてみて、そのうち症状が現れなくなったら、周期型アレルギーだということが分かります。
 
何度試してみても症状が現れる場合は、固定型アレルギーだということになります。

 
見分ける方法

大事なのは絶食後に食事をコントロールすること

食事

絶食すると化学物質過敏症の症状が消失すると言われていますが、ただ単に絶食しただけでは、一時的に回復するだけで、根本的な治療法にはなりません。
 
そのため絶食後には、症状の原因となっている食べ物や化学物質に反応しないように、食事をコントロールすることで、食物アレルギーを回避する必要があります。
 
化学物質過敏症の最先端の治療を行っているアメリカの「ダラス環境医学治療センタ-」では、絶食後に食事をコントロールする「回転食」という食事療法を取り入れています。
 
具体的な内容に関しては、回転食とは?のページで紹介していきます。

参考文献:

  • ・河野 泉(著). 原因不明の疾患とアレルギーの新療法. 芽ばえ社 . 2012. 304p.
  • ・河野 泉(著). 食物アレルギーの脅威―もうひとつの医学. 桐書房 . 1992. 303p
  • ・セロン・G. ランドルフ(著) ラルフ・W モス(著)  河野 泉 (翻訳)  石川 広己 (翻訳). ランドルフ博士の新しいアレルギー根絶法―現代の難病(アトピーから心身症まで)が治る. 桐書房.1994. 394p.
  • ・マーシャル マンデル(著) リン・W. スキャンロン (著)  河野 泉 (翻訳). マンデル博士のアレルギー治療法 . 桐書房 . 1989. 336p.

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