プロフィール
ニックネーム | みずっち |
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性別 | 女性 |
出身地 | 千葉県 |
生年月日 | 1980年 |
血液型 | O型 |
家族 | 父と母と3人暮らし。父は定年後、家で仕事。母は車椅子で要介護。 |
職業 | Webデザイナー |
趣味 | 旅行・ドライブ・茶道・ネットサーフィン |
化学物質過敏症・電磁波過敏症歴
2009年 | 受動喫煙症を発症 |
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2010年 | 化学物質過敏症を発症 |
2011年 | 化学物質過敏症が大幅に改善 |
2016年 | 歯科医に電磁波過敏症を指摘される |
2017年 | 電磁波過敏症を自覚する |
2018年 | 電磁波過敏症が大幅に改善 |
化学物質過敏症克服までの道のり
はじめまして、みずっちと申します。
当サイトにお越しくださりありがとうございます。
私がこのサイトを立ち上げたのは、自身が化学物質過敏症や電磁波過敏症で悩み克服した経験が、同じ病気でお悩みの方の手助けになれば、と思ったからです。
発症前から原因不明の不調のオンパレード
私は、幼ない頃からアレルギー体質で、アトピー性皮膚炎がありました。
また、特定の食べ物しか食べることができず、甘いものを異常に欲しがる砂糖中毒のような状態でした。
思春期以降には、吐き気やめまい、頭痛、耳鳴り、息苦しさ、頻尿、不眠、慢性疲労などの自律神経の不調をはじめ、うつ病やパニック障害などの精神的な不調に悩まされるようになりました。
病院に行っても原因不明で帰されてしまう、いわゆる不定愁訴のかたまりでした。
当時の症状を振り返ってみると、化学物質過敏症の症状に非常に似ていることに気づきました。
もしかしたら、元々化学物質過敏症を発症しやすい体質を兼ね備えていたのかもしれません。
化学物質にまみれた大学時代
数々の不調に悩まされながらも、高校時代までは取り立てて化学物質を大量に浴びるということもなく、ごく標準的な環境で育ちました。
化学物質に極度にさらされるようになったのは、美術大学に入学してからでした。
大学に入学してからは、絵の具の塗料や合成樹脂、合板、陶芸材料の重金属など、通常よりもかなり化学物質の影響の大きい生活を送っていました。
その上、教師も生徒も喫煙者ばかりでした。
まさに、化学物質過敏症を発症するのに十分な環境に置かれていたのです。
職場のタバコの煙が原因で受動喫煙症を発症
大学卒業後は、陶芸工房や建築現場、カー用品店など、いくつもの職業を転々としていました。
その頃の私は、無気力で諦め癖がひどかったので、何をやっても長続きしなかったのです。
その後、カー用品店での勤務中に、職場のタバコの煙が原因で、受動喫煙症を発症しました。
喫煙者のタバコの煙を吸うと息苦しく、咳が止まらなくなりました。
症状は日を追うごとに悪化し、喫煙者がタバコを吸った後の残り香でも吐き気がするようになりました。
最後には、職場を辞めざるを得ない状況まで追い込まれました。
化学物質過敏症のことは、この時点でネットで検索して知りました。
ある記事に、受動喫煙症が悪化すると、化学物質過敏症に移行すると書かれていたのです。
後になって振り返ってみると、この時本気で対策していれば、化学物質過敏症にならずに済んだのだと思います。
カビキラーが原因で化学物質過敏症を発症
既に受動喫煙症を発症していたのにも関わらず、無頓着だった私は、その後、自宅のお風呂場でカビキラーで大掃除をしたことがきっかけで、化学物質過敏症になりました。
掃除を終えた直後から、激しい息苦しさに襲われ、うまく呼吸ができなくなってしまいました。
その後症状が収まるまで、一ヶ月近くもかかりました。
化学物質過敏症でもできる仕事を探す
そんな中、自宅でもできる仕事はないかと探していたところ、パソコンを利用した在宅デザイナー募集の記事が目に止まったので、問い合わせてみることにしました。
パソコンは大の苦手だったので、ほとんど使えませんでしたが、美術大学出身だということを話したら、ある程度できるようになるまで教えるからそれまで会社に通うように言われました。
しかし、募集していた会社が印刷会社だったため、印刷のインクの臭いがひどく、喫煙者も多かったので、化学物質過敏症を発症して間もない体にはかなりきつい状況でした。
それでも、仕事を覚えるまでの辛抱と自分に言い聞かせました。
症状は悪化の一途を辿っていましたが、半年間、気合いで何とか乗り切りました。
坂道を転げるように症状が悪化
その後、坂道を転げるように症状が悪化し、化粧品、シャンプー、防虫剤、芳香剤、殺虫剤、整髪料、香水、合成洗剤、柔軟剤、漂白剤など、今まで当たり前のように使っていた身の回りのありとあらゆるものがとんでもない刺激臭を放つようになり、普通の生活が送れなくなりました。
症状は、息苦さや胸の痛み、せき、頭痛、鼻血、吐き気、目の痛み、手足の震え、湿疹など、全身のありとあらゆる箇所に出現し、体重が12kgも減ってしまいました。
死にもの狂いで居住空間から反応する化学物質を排除したものの、窓を開ければ近隣の合成洗剤や化学肥料の臭いで吐き気がし、家族が帰宅した時の服に付着した化学物質の臭いで息苦しくなりました。
コンビニやデパート、ドラッグストアやホームセンターなどに充満する化学物質の臭いにはとても耐えられず、電車やバスなどの公共交通機関も利用できなくなりました。
生きるための食料を確保するため、活性炭マスクをしてスーパーに行くのがやっとでした。
普通の人が日常的に使っている化学物質に反応してしまうので、友達にも気軽に会うことができません。
この世に安心して身を置ける場所がなくなったように感じ、孤独に打ちひしがられました。
治療法が見つからず、どん底に突き落とされる
何か良い治療法はないかと、化学物質過敏症に関する専門書を読みあさりました。
しかし、どの本を見ても
「現時点で特効薬や確実な治療法はない」
といった内容でした。
「一生このまま治らないでは?」
という不安が常につきまとい、絶望的な気持ちになり、精神的にもかなり追い込まれました。
日々生きていくのがやっとで、希望の見えない未来を思うと気が狂いそうでした。
化学物質を身にまとう人々や販売業者が悪魔に思え、世の中を恨み、自分の運命を呪いました。
当時は、何度自殺を考えたか分かりません。
様々な治療法を試してみる
確実な治療法はないと知ったからといって、簡単に諦めるわけにはいきませんでした。
辛い状況から抜け出したい一心で、自然療法の本を頼りに玄米菜食を実践したり、軽い運動で汗を流したり、半身浴を取り入れたりしました。
その他、目につくもので実践可能なありとあらゆる方法を試しましたが、中にはかえって症状が悪化してしまうものもあり、過敏症の症状がおさまることはありませんでした。
専門医を受診 化学物質過敏症と診断
自分が本当に化学物質過敏症なのかを知るために、専門医を受診することにしました。
専門医ならもしかしたら良い治療法を知っているのではないかという期待もありました。
検査を行った結果、眼球の動きに異常が見られ、「化学物質過敏症」と診断されました。
しかし、診断されたものの、できることといえば軽い運動や温泉に入り、栄養を摂ることくらいで、やはりここでも、
「確実な治療法はない」
と言われました。
それらは、ほとんどすでに実践しているもので、効果の感じられないものばかりでした。
食事療法に出会い、症状が劇的に改善
そんな中、ある食事療法の翻訳本を読んで化学物質過敏症を克服した人の体験談に出会いました。
「この方法だったらもしかしたら私も治るかもしれない!」
藁をもすがる思いでその訳者の診療所を訪ねました。
そして、診療所の担当医の言う通りの食事療法を実践したところ、今まで何をやっても良くならなかった過敏症の症状が急速に改善していきました。
その後、教えられた食事療法を自分なりにアレンジし、筋トレなどの激しい運動も取り入れたところ、面白いくらいにどんどん回復していきました。
今まで行けなかったデパートやドラッグストアにも入れるようになり、会いたい友達にも会えるようになりました。
食事療法をはじめてから半年後には、日常生活を問題なく送れるレベルにまで回復していました。
さらに驚いたことに、化学物質過敏症を発症する前からあった吐き気、めまいなどの自律神経の不調に加え、うつ病やパニック障害などの精神的な不調まで改善してしまったのです。
長い間不定愁訴の塊だった体が、まるで生まれ変わったように元気になりました。
この食事療法に出会い、日々当たり前に採っている食事が、こんなにも色々な不調の原因になっているのだということを学びました。
化学物質過敏症克服後も数々の不調を経験
しかし、元どおりの生活が送れるようになったからといって、化学物質過敏症と無縁になったわけではありませんでした。
なぜなら、化学物質過敏症から回復した後も、原因不明の様々な不調に悩まされたからです。
ある夏の日のこと、未だかつて経験したことのないような不調に次から次へと襲われるようになりました。
ひどいだるさと倦怠感が付きまとい、体中の力が抜けていくような感覚に襲われました。
自分の体が自分のものではないように感じ、夜も眠れず食事もほとんど口にすることができなくなり、苦しみにのたうち回る日が続くようになりました。
病院で検査してもなかなか原因が分からず、原因を突き止め、症状が回復するまでにかなりの時間がかかりました。
また、一つの症状が治まったら次の症状が出現し、その原因を突き止めるのも容易ではなく、いつまで経っても改善の兆しが見えないという、負の連鎖に陥っていきました。
化学物質過敏症から回復して以来、自分では人一倍健康に気を使っていたつもりだったので、かなりショックでした。
新たな検査法に出会い、症状が回復に向かう
その後もなかなか元の状態には戻らず、
「なぜ、私の体はこんなに弱ってしまったのだろう?」
「どうにか、この状態から抜け出したい」
必死の思いで、気が狂うほどネットで検索し、数多くの本を読みあさり、効果がありそうな治療法を試しました。
そうしているうちに、自分の体の不調の起こっている部位や、原因を探ることができる検査法に出会いました。
その検査法を行ったところ、長年化学物質の影響で引き起こされているのだと思いこんでいたものが、電磁波やカビなど、実は全く別のものが原因で引き起こされているのだということを知ることができました。
逆に、表面上は化学物質による不調だとは分からなくても、実際には化学物質が原因で引き起こされている不調もあるのだということも知りました。
さらに、身の回りにある食べ物やサプリ、日用品などが、自分の体に合っているのかをテストする方法にも出会いました。
検査結果とテスト結果を頼りに、生活習慣を変え、環境を改善するための対策を施しました。
その甲斐あって、原因不明で悩まされていた数々の不調がみるみる内に回復していきました。
全ての不調には必ず原因がある
そういった経験から、
「全ての不調には必ず原因があり、その原因を突き止めることができれば、症状改善の糸口になる」
ということを学びました。
原因が分からなければ、何をすべきかも分からないので、間違った対策を施してしまった結果、努力が報われないことも多いと思います。
けれど、原因が分かれば、何をすべきかが明確になり、症状に見合った対策を施すことが可能になるのです。
この検査法に出会ってから、以前よりも体調不良に陥った時の症状改善までの速度が格段に上がりました。
人生を変えてくれた化学物質過敏症に感謝
結果論になってしまいますが、私は、化学物質過敏症を経験して本当に良かったと思っています。
なぜなら、化学物質過敏症に出会ったおかげで、以前から悩まされていた様々な肉体的・精神的不調から解放され、健康な肉体と精神を手に入れることができたからです。
特に、発症前から長年悩まされていたうつ病が改善したことが一番の収穫でした。
極度の疲労や無気力、自殺願望がなくなり、人生全体が明るくなりました。
行きたい場所に行ける、会いたい人に会える・・・
発症前まで当たり前にできていたことのすべてが愛おしく感じられるようになり、幸せは日常の何気ない出来事の中にあるということを実感しました。
また、発症初期に見つけた印刷会社での経験を生かし、Webデザイナーになることができました。
Webデザイナーになっていなければ、このサイトを作ることもなかったと思います。
大事なことは、決して諦めないこと
化学物質過敏症は、一般的には治らない病気だと言われていますが、私は、
「化学物質過敏症は治る」
と思っています。
化学物質過敏症という病気が厄介なのは、人によって効果の感じられる治療法が違うので、同じ方法で全ての方が良くなるとは限らないというところだと思います。
治った人の体験談を見てみると、私と同じ食事療法で劇的に改善する人もいれば、私が試してあまり効果を感じられなかった方法で改善する人もいたりと、人によって効果の感じられる治療法は様々です。
一人一人、体のつくりが違い、病気の進行度や不調の原因も異なってくるので、治療法や対策が違ってくるのは当然だと思います。
また、状態が悪い時には効果がないように思える治療法でも、体が回復してきて自然治癒力がアップしたら効果が出てくるようになるということもあります。
化学物質過敏症に限ったことではなく、どんな病気にも言えることですが、大事なことは、良い治療法に出会えるまで決して諦めないことだと思います。
良くなることを諦めてしまったらその時点で終わりです。
それでも、もし諦めてしまいそうになったら、とりあえず良くなるために必要な行動を起こしてみてください。
どん底にいる時はなかなか未来に希望が持てず、前向きに考えることは難しいですが、良くなるための行動を起こしているうちに、少しずつですが、希望が持てるようになっていくものだと信じています。
私自身、うつ病だったっこともあり、基本マイナス思考でしたが、
「もうだめだ!」
と思いながらも、行動を止めなかったことが結果的に功を奏したのだと思います。
このサイトは、化学物質過敏症でお悩みの方だけでなく、
受動喫煙症の疑いがあり、化学物質過敏症を予防したい方、
電磁波過敏症でお悩みの方、
食物アレルギーでお悩みの方、
すでに化学物質過敏症を克服したけれど、原因不明の不調にお悩みの方など、
多くの方のお役に立てるような内容にしていきたいと思っています。
このサイトに書かれていることが、あなたが良くなるための行動を起こすきっかけになれば、と思っています。
※ 当サイトでは、化学物質過敏症経験者である私が、実際に効果のあった治療法を掲載していますが、全ての発症者の方に効果があるとは限りません。
治療法を試される際は、必ず自己責任で行ってください。