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あなたは食物依存症かもしれない!同じ食べ物ばかり食べていると、化学物質過敏症が悪化する

あなたは食物依存症かもしれない

病気の原因は、隠されている

「毎日食事をしていても、食後に症状が悪化することはない」
 
化学物質過敏症の治療に食生活の改善が必要だと言われても、食後に症状の悪化がみられない場合が多いです。
 
ところが、シックハウスだって化学物質が原因と気づかず悪化してしまうこともあるように、病気の原因というものは、見えないところに隠されていて、自分の力では容易には探り出せないものです。
 
食べ物は、本来無害なものと認識されています。
 
そのため、農薬や食品添加物が化学物質過敏症の原因になるということは理解できても、食べ物が原因になるということは、多くの化学物質過敏症の患者さんにとって受け入れがたいことです。
 
しかし、食べ物は確実に化学物質過敏症の悪化の原因になります。

化学物質で引き起こされる症状も、食べ物が原因になっている

食べ物が原因

食べ物が原因で起こる体調不調というのは、子供の食物アレルギーや、特別な体質の人ではなく、誰にでも起こりうることです。
 
一見、明らかに化学物質が原因で引き起こされているかのように見える症状も、食べ物が主要な原因のひとつになっているケースが非常に多いのです。
 
一般的には知られていませんが、血液検査では分からない食物アレルギーの方がはるかに多いです。

同じ食べ物ばかり食べていると、化学物質過敏症が悪化する

悪化

一体なぜ、本来は無害とされている食べ物が体調不良の原因になるのでしょうか?
 自分の体に合った食事療法で、食べ物は人によって合う合わないがあるので、ひとりひとりの体質に合わせた食事が大事だと説明しました。
 
そもそもそれ以前に、食べ物が原因で、体調不良になりやすい条件というものが存在しています。
 
それは、同じものを繰り返し食べるという現代人の不自然な食生活が関係しています。

食物アレルギーは、多くの体や心の病気の原因になる

食物アレルギーで起こる症状というと、湿疹や命に関わるアナフィラキシーショックなどを思い浮かべる人が多いと思います。
 
しかし、一般的にはアレルギーが原因とは考えられていない非常に多くの慢性的な体や心の症状が、食べ物によって引き起こされるのです。
 
食物アレルギーは、花粉症などの一般のアレルギー性疾患や小児科の枠を超えた広範囲なものであると言えるでしょう。

子供の食物アレルギーは、大人になってからも治らない

子供の食物アレルギー

まずはじめに、一般的によく知られている卵や牛乳などが主要な原因になる、子供の食物アレルギーについて考えてみたいと思います。
 
子供の食物アレルギーは、大人になると治ると言われていますが、そんなことはありません。
 
一般的に、食物アレルギーは消化機能や免疫機能の未発達な子供にしか起こらず、成長に従って消化機能、免疫機能が発達して自然に食物アレルギーから抜け出すと考えられています。
 
しかし、実際には、子供の頃に起こった食物アレルギーは、大人になってもそのまま存在し続けます。
 
アレルギーの症状が年月とともに変化していく「アレルギーマーチ」が起こっているので気づくのが難しいだけです。
 
例えば、子供の頃に卵を食べて湿疹が出ていた卵アレルギーの子供が、大人になってから卵を食べると今度は頭痛がするようになるということがあります。
 
湿疹は典型的な食物アレルギーの症状なので誰もが気づきますが、頭痛は一般的に知られている食物アレルギーの症状ではないので、本人も医者も気づくことができないのです。

食物アレルギーの症状は、常識の範囲を超えている

日本では、「食物アレルギーは子供のものである」という常識がありますが、大きな間違いです。
 
特別な体質ではないごく普通の大人でも、食物アレルギーは起こります。
 
実際には、一般の医学において原因不明とされている体や心の病気の多くが、特定の食べ物を除去するだけで改善することがあります。
 
食物アレルギーによって起こる症状は、私たちの常識の範囲をはるかに超えています。
 
例えば、慢性疲労や頭痛、関節炎、神経痛、肥満、感染症、リウマチ、心臓病、高血圧、ガン、心筋梗塞、うつなど、一見食べ物が原因とは考えられないような多くの症状を引き起こします。

症状は様々

花粉症などの吸入アレルギーも食べ物が原因である

アレルギー

花粉症やカビ、ホコリなどの吸入アレルギーも、食べ物が主要な原因の一つとして関わっています。
 
症状の原因となる食べ物を取り除くことで、花粉症などの症状が改善する例が数多く報告されています。

化学物質過敏症と食物アレルギーの症状は専門医でも区別できない

化学物質過敏症を発見したアメリカのランドルフ博士は、化学物質敏症と食物アレルギーを症状から区別することはできないと言っています。
 
実際に、全身に及ぶ様々な症状で紹介した化学物質過敏症の症状の全ては、食べ物によっても引き起こされます。

自律神経系 頭痛 疲れやすい 手足のしびれ 風邪を引きやすい のぼせ ほてり 手足のふるえ 発汗異常 手足の冷え
視力低下 ちかちかする 涙が出やすい かゆみ 目の痛み
鼻水 鼻詰まり かゆみ 鼻血
耳鳴り めまい
口やのど 口が渇く 口内炎 のどの痛み のどが詰まる
消化器 下痢 便秘 吐き気 おなかの痛み げっぷ おなら 食欲低下
泌尿器 トイレが近い 尿が出にくい むくみ
呼吸器・循環器 せき くしゃみ 息苦しい 胸が痛い 脈が乱れる 心臓がドキドキする
皮膚 かゆみ 湿疹 皮下出血
筋肉・関節 筋肉痛 肩こり 腰痛 関節痛
婦人科関連 おりものが増える 陰部のかゆみや痛み 生理痛 生理不順 PMS(月経前症候群)
精神・神経 無気力 不眠 情緒不安定 記憶力や思考力の低下 イライラ

食べ物は化学物質過敏症の原因のひとつである

食べ物原因

食物アレルギーの症状は、明らかに無関係ないくつもの症状が一緒になって出て来る「不定愁訴」として現れることが多いと言われています。
 
「不定愁訴」は、化学物質過敏症の典型的な症状です。
 
食物アレルギーの医師であるアメリカのアルバート・ローの論文には、不定愁訴を訴える患者のほとんどが、原因となる食べ物を取り除くだけで改善したと書かれています。
 
このことから、食べ物が化学物質過敏症の原因のひとつ、もしくは悪化原因のひとつとして働いているのは間違いないと言えるのではないでしょうか?

食べ物も化学物質と同じく自律神経系に作用する

悪化

化学物質は、自律神経系に作用すると言われていますが、食べ物も自律神経系に最も作用します。
 
化学物質過敏症になると、精神面にも大きな影響が現れますが、食物アレルギーの場合も同じです。
 
食べ物は、消化管からいったん血液中に吸収されると、肝臓を通って心臓に行き、数分の後に全身に行き渡ります。
 
脳も例外ではなく、むしろ臓器の中でも血液供給量が特に多いので、血液中に入った食べ物に、濃厚にさらされることになります。
 
うつ病などの精神病は、化学物質過敏症と食物アレルギーの特徴的な形であると言えるでしょう。

なぜ、多くの人は自分の食物アレルギーに気づかないの?

なぜ、食べ物が原因でこれほどまでに様々な症状が起こるのに、多くの人は自分のアレルギーに気づかず、病院に行っても分からないのでしょうか?
 
それは、隠れる性質がある食物アレルギーが存在しているからです。

食物アレルギーには、はっきり型と隠れ型がある

あまり知られていませんが、食物アレルギーには、「はっきり型」と「隠れ型」があります。

  • はっきり型アレルギー
    食べてすぐに症状が現れる。簡単な検査で診断しやすい
  • 隠れ型アレルギー
    食べた後時間が経ってから症状が現れる。簡単な検査方法がなく、診断が難しい

一般的には、はっきり型アレルギーしか知られていない

はっきり型アレルギー

一般的には、はっきり型アレルギーしか知られていません。
 
はっきり型アレルギーは、血液検査で免疫異常が見られ、皮膚テストやラスト検査でアレルゲンの診断が容易に行えます。
 
はっきり型アレルギーの場合、アレルギーを起こす原因物質が体内に取り込まれると、15分から遅くとも30分以内に症状が現れるので、誰もがすぐに気づくことができます。
 
最も激しいアレルギー反応である「アナフィラキシーショック」は、はっきり型アレルギーにあたります。
 
花粉、ホコリやダニなどの吸入アレルギーは、はっきり型アレルギーがほとんどです。

隠れ型アレルギーの方がずっと多い

隠れ型アレルギー

食物アレルギーの中で、最も多いのが隠れ型アレルギーです。
 
それに対して、食物アレルギーではっきり型なのは、全体の10%程度しかありません。
 
食物アレルギーの診断の現場では、隠れ型アレルギーは検査で異常が出ないので、食べることで明らかに症状ある場合でも、アレルギーとは認められないのが現状です。
 
一般の病院での食物アレルギーの検査は、かなり信頼性が低いと言えるでしょう。

隠れ型アレルギーは、時間が経ってから症状が現れる

時間

隠れ型食物アレルギーの場合、食べた後時間が経ってから症状が現れます。
 
隠れ型食物アレルギーの人は、昨日も今日も原因である食べ物を食べたのに何もなかったと言いますが、症状が遅れて現れるので分からないのです。
 
そのため、隠れ型食物アレルギーは、本人も周りの人も気づくことが難しいと言えるでしょう。

隠れ型アレルギーは、血液検査で免疫異常が見られない

異常なし

一般的には、アレルギーは免疫反応によって起こると言われています。
 
しかし、隠れ型食物アレルギーは、血液検査で免疫異常が見られません。
 
従来のアレルギーの定義から外れているため、理解されないのです。

食物アレルギーの検査で隠れ型アレルギーを見つける方法

一般的な病院の検査では見つけることができない

一般的な病院の検査

食物アレルギーの原因を探るには、一般的には皮膚テスト(スクラッチテスト)が用いられています。
 
皮膚テストは偽陽性、偽陰性が存在し、信頼性はわずか20%と言われており、皮膚テストから隠れ型アレルギーを見つけることはほぼ不可能だと言えるでしょう。

隠れ型アレルギーの検査を行う病院も存在している

隠れ型アレルギーの検査を行う病院

しかし、隠れ型アレルギーの検査を行っている病院も少なからず存在しています。
 
ジョセフ・B・ミラーが報告した、高い濃度の食物エキスの希釈液を皮内注射(皮膚の表皮とすぐ下の真皮の間に注射する)ことによりアレルギー症状を誘発する「ミラーテスト」という方法があります。
 
さらに、ミラーテストは、症状を誘発するだけではなく、消去(中和)することもできます。
 
テストによって、強い症状を誘発する可能性がありますが、熟練の医師であれば濃度を変えたエキスと注射で数分のうちに症状をおさえることできるのです。
 
ミラーテストは信頼性がかなり高いと言われていますが、保険がきかない上に検査に時間がかかり、隠れ型食物アレルギーを否定するアレルギー専門医が多いため、日本ではほとんど普及していません。
 
また、食物のエキス1滴を舌の下に投与して症状を誘発、消去(中和)する「舌下誘発テスト」という方法もありますが、日本では行われていません。
 
ミラーテストと舌下誘発テストのいずれも、患者に何の食べ物かを知らせずに行う「盲検テスト」により、検査結果が正確に行われているということが証明されています。

隠れ型アレルギーの正体は?

では一体、食物アレルギーの中で最も多い隠れ型アレルギーはどうして起こるのでしょうか?
 
ここで、隠れ型アレルギーが起きるメカニズムについて説明します。

あなたは同じ食べ物を頻繁に食べるタイプの依存症かもしれない

依存症

食物アレルギーの専門医の間では、どんな食べ物でも繰り返し食べると体が過敏になり、アレルギー反応を起こすようになると言われています。
 
繰り返し食べると体が過敏になるということは、ある食べ物を大量に摂れば摂るほど依存症になりやすくなるということを意味しています。
 
依存症の専門家の言葉に、以下のようなものがあります。
 
「どのような人でもどのような哺乳動物でも、ある特定の物質が十分大量に、十分長期間体の中に摂り入れられれば依存症になる」
 
この言葉から、食物依存症が存在するということが理解できます。
 
ある食べ物を続けて食べると、最後には依存症と似た症状を起こすようになります。

食物依存症と薬物依存症の本質は同じである

本質は同じ

食物依存症と薬物依存症は、重症度が違うだけで、本質的には同じです。
 
例えばニコチン依存症の場合、はじめてたばこを吸うとほとんどの人がむせたり、気分が悪くなったりします。
 
ところがたばこを常用するようになると、たばこを吸うたびに体は興奮状態になり、心地よく感じるようになります。
 
その後、たばこを吸わないでいると、頭痛やイライラなどの不快な離脱症状が現れるようになります。
 
再びたばこを吸うと、不快な症状は消えるので、ニコチン依存症の人は、常にタバコを欲するようになります。
 
これが、薬物依存症のメカニズムです。
 
つまり、薬物依存症になった人は、必ず薬物を使用せずにいられない精神状態に陥ってしまうのです。
 
食物依存症の場合も、薬物依存症と同じことが起こります。
 
同じ食べ物を繰り返し食べ続けると、やがては食物依存が生じ、その食べ物なしではいられなくなってしまいます。

食物依存症の人は、自分が依存症であることに気づいていない

疑問

薬物依存症の人は、自分がある薬物を欲しているという事実に気づいていますが、食物依存症の人の多くは、自分が欲しがっている食べ物が何なのかを分かっていません。
 
ここで、小麦依存症の人を例に取って考えてみようと思います。
 
小麦依存症の人は、小麦を意識して求めることはしないけれど、小麦がないと不快な離脱症状が現れるので、自分でも気づかないうちに小麦を含むように献立を考えてしまうのです。
 
その結果、とどまることなく依存食物である小麦を食べることになるので、小麦依存症の症状は次第に慢性化していきます。
 
しかし、自分の体が小麦を要求していることには決して気づきません。

好きな食べ物ほど体調不良の原因になる

体調不良の原因

食物依存症の人は、依存食物を食べていると快適でいられるので、その食べ物を好きだと思い込むようになります。
 
そのため、好きな食べ物が体に悪いと注意すると怒り出し、決して受け入れようとはしません。
 
これは、体に悪い食べ物が気分を良くするという、「食物アレルギーの一般常識に逆らうパラドックスの一部」であり、隠れ型アレルギーの実体なのです。
 
あなたにとって最良の友は、時に最悪の敵になりうるのだということを忘れないでください。

化学物質過敏症のメカニズムと、食物アレルギーのメカニズムは同じである

このような食物依存症のメカニズムを見てみると、体が化学物質にさらされた時の反応と同じだということが理解できます。
 
化学物質過敏症の場合、はじめのうちは原因物質にさらされても体が適応し、心地よく感じることもありますが、長期間に渡って取り除かないでいると、化学物質は体にどんどん蓄積され、ついには体が耐えられなり、化学物質過敏症を発症してしまいます。
 
食物アレルギーも、はじめのうちは依存食物を食べることによって不快な症状を回避できますが、やがては食べても効果がなくなり、アレルギー状態に支配されるようになります。
 
つまり、化学物質過敏症になるメカニズムと、食物アレルギーになるメカニズムは、同じなのです。
 
詳しくは、化学物質過敏症 発症のメカニズムの「化学物質過敏症 発症までの3つのプロセス」をご覧ください。

メカニズムは同じ

カフェインなどの「食べ物と化学物質の混合物」は、最も依存症になりやすい

食べ物そのものよりも、カフェインなどの「食べ物と薬物の混合物」が最も依存症になりやすいと言われています。
 
コーヒー、紅茶、チョコレート、コーラ、アルコール飲料などは、一般的には無害とされていますが、多くの研究者は、「有害な食べ物と薬物の混合物」と考えています。
 
また、砂糖やアルコールは、吸収速度が速いので、同じ食べ物でゆっくり吸収されるものよりも依存症になりやすい性質を持っています。

食べ物と化学物質の混合物

砂糖などの甘いものをよく食べる人の中に、かなりのアレルギー患者が潜んでいるのです。

現代人は同じものを繰り返し食べ過ぎている

同じもの

現代人は同じものを繰り返し食べる傾向にあるため、ますます食物依存性になる可能性が高くなります。
 
現代人が好んで食べる加工食品や食事の中には、色々な食べ物の成分が、分かりにくい形で入りこんでいます。
 
例えば、とうもろこしひとつとってみても、コーンスターチ、コーンシロップ、コーン油の形で多くの食品に入っています。
 
しかも、たいていの人は、わざわざ成分表示のラベルを見ようとはしないので、自分がどんな食べ物の成分を体の中に取り込んでいるのかを知らずに摂取しています。
 
そもそも昔の人は、その季節にその土地で採れるものしか口にすることができなかったので、1年中同じものばかりを食べ続けるということはできませんでした。
 
同じものを繰り返し食べるという現代人の不自然な食生活が、食物依存症を起こし、体調不良の原因になっているのです。

その国の主食には要注意

主食

同じものを繰り返し食べ続けると依存症になりやすいという性質を考えると、その国でよく食べられている食べ物には特に注意が必要です。
 
食物アレルギーの先駆者であるアメリカのリンケル博士は、ほとんどの患者にアメリカ人の主食であるトウモロコシアレルギーがあることを発見しました。
 
そう考えると、私たち日本人にとっては、昔から食べられてきた米が要注意食べ物ということになります。
 
しかし、一般的に最もアレルギーを起こしやすいと言われている食べ物は、卵、牛乳、小麦であり、日本人の主食である米は含まれていません。

過敏度が強い人ほど食べ物にも反応しやすい

自然の食べ物にも反応

アレルギー体質で過敏度が強い人ほど食べ物もに反応しやすいと言われています。
 
食物アレルギーの診療に当たっていたアーサー・コーカ博士が、90%のアメリカ人が1個以上の食べ物にアレルギーあると確信しています。
 
しかし、これは、何十年以上も前のアメリカの話で、化学物質過敏症の人を対象とした見解ではありません。
 
今の日本は、欧米諸国に比べて化学物質汚染が深刻だと言われているので、化学物質過敏症ではなくても、アレルギーを起こしやすくなり、食べ物に反応する人の確率はもっと高いのではないでしょうか?
 
普通の人でも食べ物に反応しやすいとなると、化学物質過敏症の人が食物アレルギーになる確率は極めて高いと言えるでしょう。

食物アレルギーを回避するにはどうしたら良いの?

同じ食べ物ばかりを食べ続けていると、体は食べ物に対してどんどん過敏になり、化学物質過敏症の悪化の原因になるということが分かりました。
 
では、具体的にどういった食生活を送るのが望ましいのでしょうか?

隠れ型アレルギーをはっきり型アレルギーに変換し、食物アレルギーを回避する

ははっきり型アレルギーに変換

自分が何の食べものにアレルギーになっているのかを見つけることが先決ですが、隠れ型アレルギーになってしまっているので、そう簡単には見つけることができません。
 
精度の高いミラーテストを行っている医療機関を受診するという方法もありますが、実施している医療機関自体が少なく、健康保険もききません。
 
そこで、隠れ型アレルギーをはっきり型アレルギーに変換する方法があります。
 
隠れ型アレルギーをはっきり型アレルギーに変換することによって、自分が何の食べものに反応するのかを見つけ出すことができます。

隠れ型アレルギーをはっきり型アレルギーに変換する方法は、体調不良の原因である食べ物を特定するのページで紹介していきます。

間隔を開けて食べる

間隔

同じものを続けて食べると体調不良の原因になることが分かったので、今後は、ある程度間隔を開けて食べるようにすれば良いのです。
 
では、どの程度の間を空けて食べれば良いのでしょうか?
 
それには、おおまかな決まりがありますが、あなたの体質や食べものによって変わってきます。

自分の体に合った食事療法を身につける

食事

食物アレルギーを回避するには、自分が何の食べものにアレルギーになっているのかを知り、間隔を空けて食べることによって、過敏度を下げることが大事です。
 
そのためには、自分の体に合った食事療法を身につける必要があります。
 
自分の体に合った食事療法についての基礎知識は、回転食とは?のページで紹介していきます。

参考文献:

  • ・河野 泉(著). 原因不明の疾患とアレルギーの新療法. 芽ばえ社 . 2012. 304p.
  • ・河野 泉(著). 食物アレルギーの脅威―もうひとつの医学. 桐書房 . 1992. 303p
  • ・セロン・G. ランドルフ(著) ラルフ・W モス(著)  河野 泉 (翻訳)  石川 広己 (翻訳). ランドルフ博士の新しいアレルギー根絶法―現代の難病(アトピーから心身症まで)が治る. 桐書房.1994. 394p.
  • ・マーシャル マンデル(著) リン・W. スキャンロン (著)  河野 泉 (翻訳). マンデル博士のアレルギー治療法 . 桐書房 . 1989. 336p.

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